カナダのいいとこ悪いとこ

2022-11-13·
Aki Ariga
Aki Ariga
· 8 min read

Mike Benna on Unsplash

カナダ(バンクーバーエリア)のいいところと悪いところを書いていきます。例によって、バンクーバーエリアの半径5km圏内の話しか書いていない可能性が高いのでご注意ください。

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医療費が無料👍国民皆保険制度なので、病院での診察や入院での費用がかからない。薬代は会社で入る民間保険である程度カバーされる。
歯科治療費は高い👎会社の入ってる民間保険である程度カバーされるが、基本的に半年に一回の定期チェックしかできない。虫歯が見つかったり詰め物が取れると一回300ドルコース。歯周病の治療が発生すると1500ドルコース。日本で直したほうが良い。
高校まで公立学校は無料👍所得制限も特にない。
学校でELL (English Language Learning)へのサポートが手厚い👍ESLの学生向けに特別な授業が開かれたりしてサポートが厚め。ただし、学年やレベルが進むと薄くなる。
学校のクラスの人数が少ない👍学校にもよるかもしれないが、1クラス20人行かない程度のクラスサイズで助かる。
特別支援向けのサポート教員がついている👍クラスに特別支援が必要な生徒にサポート教員がついてマンツーで支援している。日本と違い支援級が分断されていないので、多様な子がいるのが当たり前と感じられる。
大人も学び続けることができる👍新たな職種にチャレンジするために学校に通っている人や、学びたいことがあるので学校に通う大人が結構いる。
ビザ・永住権が取りやすい👍これは州や職種にもよるだろうけど、移民国家なのでかなりビザが取りやすい。特にテック業界だとBC州では優遇されており、2年目で永住権を取得するという話も普通に聞く。また、配偶者もオープンワークパーミットが簡単に出るので、本人のワークパーミットに加えて配偶者も現地で働くことができる。
アジア系スーパーで日本食材や中韓の食材が容易に手に入る👍日本のお菓子や日本みたいな味のケーキ(ショートケーキ)も食べられる。味覇も売ってる。
外食が美味しい👍物価が上がっているので、値段は上がってきているが、高いお金を払わなくてもそれなりに美味しい物が食べられる。ただ、事前にGoogle Mapなどでのレビューを見たほうが良い。
食が多様👍特にベジタリアンやヴィーガンの人が多いため、代替乳や食材が豊富。どのカフェでも牛乳を変えてもらえるし、コレステロールなしのナッツミルクなどのアイスも普通のスーパーに売っている。冷凍うどんも普通のスーパーにある。
子連れに優しい👍スーパーやホームセンターで子連れでレジに並んでて困ってると助けてくれたりする。バスや電車も小学生までは無料で乗れる。
犬に優しい👍ドッグランも多いし、トレイルで散歩している犬も多い。また、犬が好きな人も多いらしく、丁寧に挨拶してくれる。エリアによるけれど、住宅街は夜女性が一人で犬の散歩をしている人もまあまあ見る。大型犬を飼っている人も多い。
山や自然が近い👍ハイキングやスキー場に車で30分かからず行ける。アウトドア派じゃなくてもでかけたくなる。散歩にちょうどよい湖も多いし、ダウンタウンから近いスタンレーパークで貸自転車で走るのも気持ちが良い。
美術館・博物館は少ない👎ちょいちょいあるけど東京ほどはない。NYCとかヨーロッパのほうが多いだろう。
多様性を維持するための取り組みが多い👍アメリカと比べると、先住民族(Indigenous people)の問題に真摯に取り組もうとしている(ようにみえる)。もちろん、侵略して土地を奪った歴史に対して、まだまだやるべきことだらけであるがが、地方政府の会見の前にIndigenousの人々への敬意を表明したり、前向きに進んでいるように思う。移民国家として、Asianなど様々な人種をfeatureする月があって学校や図書館でも取り上げているので、子供に教えてもらうことも多い。
ビールが美味しいしブリュワリーも多い👍市にブリュワリーが2個しかないと煽られるくらいにはブリュワリーが盛ん。ローカル感があってとても良い
ノンアルコールビールも美味しい👍クラフトビールのノンアルビールもある。
ラーメン屋は結構ある👍そんなに並ばなくてもそれなりに美味しいラーメン屋さんを堪能できる。
近くに大きいモールがある👍自然が近い割に、Apple Storeが入ったモールなんかもあって、買い物には困らない。
車の維持費が安い👍良くも悪くも法定点検がないので、自主的な点検を毎年するのと、保険のお金くらい。保険も日本のそれよりは安い。
車の運転が雑👎いろいろな国で免許を取得した人が来るので、結構運転が荒い人が多い。車線変更にウィンカーを出す人は奇跡。右折時にウィンカーを出したら死ぬ病気の人は多く、たまに左折でもウィンカーを出さない人もいる。お互い空気を読みあって運転している。名古屋のほうがマシかもしれない。なお、車線変更や店から出るときの割り込みは入れてくれることが多いので、根は優しい人が多いのだろう。
おま国が多い👎アメリカでは売ってるのに、カナダになると売ってない、売っててもラインナップが少ないということが多い。基本輸入になる。ガジェット類も日本みたいに多くない。だいたい日本より高い。
図書館のデジタルライブラリーが良い👍アプリでデジタルライブラリーから本を借りることが簡単にできる。また、オライリーのSafariも市が提携しており、無料で読める。
税金は安くはない👎所得税も日本と同じかちょっと高い感じ。消費税は食料品にはかからなかったりものにもよるが、嗜好品などは最大13%。
税関連のシステムがひどい👎不足分を支払いしたのに、毎月請求されるとかでその度に朝6時に起きて電話をしないといけないはめに。
電話での交渉が多い👎電話好きすぎる。電話じゃないと話が進まないことが多い。英語で電話で交渉をするガッツが常に求められる。
携帯電話・インターネットが高い👎携帯はMVNOの2GBで $30 、インターネットも1Gbpsの光回線が $110 とかなのでとても高い。光回線は理論値近く出るのはいいんだけど…。
家賃はとても高い👎バンクーバー周辺はカナダ1高い。トロントよりも高い。バンクーバーのスカイトレイン(電車)の駅近郊とかだと、3ベッドルーム月2500~3000ドル以上は覚悟した方がいい。家を買うなら長屋みたいなので3BR 1Mドルコース。宝くじが当たらないと買えない。その原因も、政府の申請フローが重たいからとか、中国系資本がガンガン投資で買いまくってるとか色々言われているが、すぐに安くなる雰囲気はない。お隣アルバータ州は家賃は安いので、Alberta is calling youなんてキャンペーンをしている。が、保守よりな州なので僕はちょっと向いてないかなあ。
金を払っても仕事をしない人々がいる👎不動産屋などに、修理の依頼をしても結局半年くらい修理されるまでにかかったりして、2日に一回くらい電話やSMSで催促をしないといけない。常に何かを追い立て続けることになる。修理を依頼された業者も仕事が雑で、修理を依頼したのに壊されて別の業者にお願いするハメになることも。しかも時間通りに来ないし連絡もなくすっぽかすことも。
物価が年々上がり続けてる👎YoYで8%とか上がるし、食料品は11%とか上がる。如実に物価上昇がわかるレベル。
銃や刺殺の事件が増えている👎ここ最近ではあるが、銃やナイフで人が殺される事件をニュースで見る機会が増えた。ギャングの抗争とかもエリアによってはあるけれど…。
日本みたいな温泉はない👎あっても塩素消毒されて水着で入る温水プールみたいなもの。
自己主張が求められる👎なんでも主張しないと存在しないものと思われるので、日本にいるときよりもガンガン言わないといけない。慣れたけどMPが足りないときがある。
日本のコンテンツにはあまり困らない👍漫画や技術書も電子書籍で買えばいいし、アニメもVPN使えば大きな問題にはならない。いい時代になったなあ
ウイスキーもワインもいける👍BC州にはオカナガンという一台ワインの産地がありローカルワインが楽しめる。また、ライ麦のウイスキーがカナダでは盛ん。ライ麦のウイスキーはハイボールで気軽に飲める。クラフトビール みたいに小さい醸造場もちらほらあり、いろいろなウイスキーを探す楽しみもある。
バスや電車が充実してる👍都市部のバスや電車は時刻通り(あるいは早く)に来る。バスには自転車も乗せられる。スカイトレインは本数も多く3分に一本とかのペースで来るので、割と東京の感覚に近い。
パンが美味しい(サワードーやライ麦パン)👍日本のふわふわパンも中華系パン屋さんや日本人のパン屋さんに行けば買えるけど、ヨーロッパ系のサワードウやライ麦パンが美味しい。特にサンドイッチにハムやサラミを挟むととても美味しい。

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Aki Ariga
Authors
Principal Software Engineer
Interested in Machine Learning, ML Ops, and Data driven business. If you like my blog post, I’m glad if you can buy me a tea 😉

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